禁じられた遊び
あたしはテストを引出しの中にしまった
『ねえ、あれ見てよ!』
『うん、転校生でしょ?
ちょっとズルいよね』
『克波様と仲良くなって…しかも生徒会の役員になったらしいよ』
『ええ?
小山内様の許可がないと生徒会役員になれないのに?』
『噂によるとね…
小山内会長が直々にあの子の家に行って、役員に任命するって言ったとか』
『ええ?
何で?
そんなに金持ちなの?』
『西岡先輩の妹だって…』
『んじゃ、たいしたことないじゃん』
『だよね~』
女子たちの囁き声が耳に入ってきた
視線が痛い
「あ~、うざっ」
克波さんにも、女子たちの話声が聞こえてきたのだろう
面倒くさそうに耳に掻くと、声のした方を睨んだ
『今日はそろって遅刻しているし…』
『小山内会長と克波様と……体の関係があるのかも!』
違う方からも、女子の声が聞こえてきた
そう…思われても仕方ない気がする
だって
先週までは貧乏な母子家庭だったし
ここにいること自体
夢じゃないかって思うもん
克波さんは勇人さんは、学校内でも人気があるだろうしね
容姿だけでも、注目をあびそうなくらい整った顔をしているし
お金持ちだし
女子たちの大半は付き合いたいとか思っているんだろうなあって思うよ
『ねえ、あれ見てよ!』
『うん、転校生でしょ?
ちょっとズルいよね』
『克波様と仲良くなって…しかも生徒会の役員になったらしいよ』
『ええ?
小山内様の許可がないと生徒会役員になれないのに?』
『噂によるとね…
小山内会長が直々にあの子の家に行って、役員に任命するって言ったとか』
『ええ?
何で?
そんなに金持ちなの?』
『西岡先輩の妹だって…』
『んじゃ、たいしたことないじゃん』
『だよね~』
女子たちの囁き声が耳に入ってきた
視線が痛い
「あ~、うざっ」
克波さんにも、女子たちの話声が聞こえてきたのだろう
面倒くさそうに耳に掻くと、声のした方を睨んだ
『今日はそろって遅刻しているし…』
『小山内会長と克波様と……体の関係があるのかも!』
違う方からも、女子の声が聞こえてきた
そう…思われても仕方ない気がする
だって
先週までは貧乏な母子家庭だったし
ここにいること自体
夢じゃないかって思うもん
克波さんは勇人さんは、学校内でも人気があるだろうしね
容姿だけでも、注目をあびそうなくらい整った顔をしているし
お金持ちだし
女子たちの大半は付き合いたいとか思っているんだろうなあって思うよ