禁じられた遊び
「俺がこうやって、いつも通りの俺でいられるのは桃がいるからなんだ
桃がいなかったら、嫉妬でどうにかなりそうだよ
小花のすべてを俺は見ているんだ
それを勇人さんも見ているのかと思うと、胸が苦しくて、どうにかなりそうだ
暴れて、何かを壊さないと、立っていられない
でも桃が俺の心を知っている
本心を、本音を知ってて、受けいれてくれている
誰かが、素の自分を知っているって恥ずかしいことだと思ってた
マイナス部分をさらけ出すなんて、敵に弱みを見せることだと思ってた
だけど、桃には俺の心のすべてを見られている
それが俺にとっては強みなんだ
ああ、桃がいるから俺は強く生きれるって思える
生徒会を辞めるなんて、もう言うなよ
俺…今の俺は、桃がいないと小花に酷いことをしてしまいそうだよ」
「あたし、克波君のストッパー?」
「そうだなぁ」
克波君が、苦笑した
あたしもつられて微笑んだ
あたし、生徒会にいてもいいのかな?
誰かがあたしを、必要としてくれているなんて嬉しいな
ありがとう、克波君
「桃香、ちょっといい?
お布団はどうすればいいのかな?」
ママがノックして部屋に入ってきた
「あ、お母さん、お構いなく
俺、桃と一緒の布団で寝ますから」
「ええっ?」
あたしが大きな声を出して驚いた
「まあ! 付き合っているの?」
「つ、付き合ってないし!」
「冗談です
布団、お借りします
桃の部屋で寝ますので……」
克波君の視線があたしに向く
『持ってこい』と目で訴えている
そうだよね
足の骨が折れてるんだもんね
無理させたらいけないよね
桃がいなかったら、嫉妬でどうにかなりそうだよ
小花のすべてを俺は見ているんだ
それを勇人さんも見ているのかと思うと、胸が苦しくて、どうにかなりそうだ
暴れて、何かを壊さないと、立っていられない
でも桃が俺の心を知っている
本心を、本音を知ってて、受けいれてくれている
誰かが、素の自分を知っているって恥ずかしいことだと思ってた
マイナス部分をさらけ出すなんて、敵に弱みを見せることだと思ってた
だけど、桃には俺の心のすべてを見られている
それが俺にとっては強みなんだ
ああ、桃がいるから俺は強く生きれるって思える
生徒会を辞めるなんて、もう言うなよ
俺…今の俺は、桃がいないと小花に酷いことをしてしまいそうだよ」
「あたし、克波君のストッパー?」
「そうだなぁ」
克波君が、苦笑した
あたしもつられて微笑んだ
あたし、生徒会にいてもいいのかな?
誰かがあたしを、必要としてくれているなんて嬉しいな
ありがとう、克波君
「桃香、ちょっといい?
お布団はどうすればいいのかな?」
ママがノックして部屋に入ってきた
「あ、お母さん、お構いなく
俺、桃と一緒の布団で寝ますから」
「ええっ?」
あたしが大きな声を出して驚いた
「まあ! 付き合っているの?」
「つ、付き合ってないし!」
「冗談です
布団、お借りします
桃の部屋で寝ますので……」
克波君の視線があたしに向く
『持ってこい』と目で訴えている
そうだよね
足の骨が折れてるんだもんね
無理させたらいけないよね