禁じられた遊び
勇人の手が私の体を優しく包み込む

甘いおやつを食べるように、勇人の舌が私の口の中を支配する

気持ち良くて、頭がクラクラする

勇人とのセックスは好きよ

克波のより、ずっとずっと気持ちが良いもの

「西岡に何を言われたんだ?」

考える能力を失った私は、勇人の質問に素直に答えた

「桃香ちゃんのせいで、生徒会が崩れてるんじゃないかって……
何も知らない貧乏女だからって
平穏無事な生活を望んでるなら、俺が叶えてやるって…」

私の体を気持ちよくしている勇人の指の動きが止まった

ばさっと布団が投げられた音がして、私が瞼を開けるとすでに勇人の姿がなかった

寝室のドアが開けっ放しになっており、廊下の奥が明るくなるのがわかった

居間に行ったようだった

どうして?

なんで止めちゃうの?

もしかして、今のってセックスするつもりなんてなかったの?

私が西岡君に何を言われたか聞き出すために?

なんでこうなるの?

私って何なのよ!

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