禁じられた遊び
『お前は余計な話が多いんだよ』
「女は余計な会話するのが大好きなの
テツ!」
『あぁ、はいはい!
んじゃ、勇人様、あっちに行ってましょう』
優しい声色のテツっていう男性の声がすると、足音が遠ざかっていった
「騒がしくてごめんなさいね」
「いえ……
あの、勇人さんって、えっと…ピアスしてる人ですか?」
「え? ええ?
もしかして勇人、名乗らずに貴方とヤッたの?」
貴美恵さんの目が大きく見開いた
あたしは首を左右に振った
「ち…違います
えっと他の人に……それを勇人さんっていう人が」
「助けたの?
あいつが? 信じらんない
マジで?
本当に? 助けたの?」
貴美恵さんは目を丸くしている
なんて説明したらいいんだろう
「あたし、身体が痛くて教室で動けないでいたら……勇人さんが入ってきて
先生が見回りにくる時間だからって……その、先生にばれないようにしてくれて」
「ああ…そりゃ、あれだ
助けたうちに入らないから
ただ、クラスの面子を守っただけ!
ああ見えても一応、生徒会長なんていうことをやってるからさ
自分のクラスで、問題でも起きたら困るって考えるんだよ
そっか!
そうそう、あいつが人を助けるなんてあるわけないもん」
「そうなんですか?
でも制服とか……用意してくれたし」
「気まぐれでしょ
…ていうか、実際に用意したのは私だし」
さらっと貴美恵さんが流した
気まぐれ…って
「そうそう、新しいのを用意したら、これを着るといいよ」
「あ、お金は?」
「え? いらないよ
そういう請求は、勇人にするから」
「ええ? それは悪い気が…」
「いいの、いいの。
あいつが勝手にしたことなんだから、あなたが気にすることじゃないわ
あれ?
私、あなたの名前って聞いたっけ?」
貴美恵さんが首をかしげた
「女は余計な会話するのが大好きなの
テツ!」
『あぁ、はいはい!
んじゃ、勇人様、あっちに行ってましょう』
優しい声色のテツっていう男性の声がすると、足音が遠ざかっていった
「騒がしくてごめんなさいね」
「いえ……
あの、勇人さんって、えっと…ピアスしてる人ですか?」
「え? ええ?
もしかして勇人、名乗らずに貴方とヤッたの?」
貴美恵さんの目が大きく見開いた
あたしは首を左右に振った
「ち…違います
えっと他の人に……それを勇人さんっていう人が」
「助けたの?
あいつが? 信じらんない
マジで?
本当に? 助けたの?」
貴美恵さんは目を丸くしている
なんて説明したらいいんだろう
「あたし、身体が痛くて教室で動けないでいたら……勇人さんが入ってきて
先生が見回りにくる時間だからって……その、先生にばれないようにしてくれて」
「ああ…そりゃ、あれだ
助けたうちに入らないから
ただ、クラスの面子を守っただけ!
ああ見えても一応、生徒会長なんていうことをやってるからさ
自分のクラスで、問題でも起きたら困るって考えるんだよ
そっか!
そうそう、あいつが人を助けるなんてあるわけないもん」
「そうなんですか?
でも制服とか……用意してくれたし」
「気まぐれでしょ
…ていうか、実際に用意したのは私だし」
さらっと貴美恵さんが流した
気まぐれ…って
「そうそう、新しいのを用意したら、これを着るといいよ」
「あ、お金は?」
「え? いらないよ
そういう請求は、勇人にするから」
「ええ? それは悪い気が…」
「いいの、いいの。
あいつが勝手にしたことなんだから、あなたが気にすることじゃないわ
あれ?
私、あなたの名前って聞いたっけ?」
貴美恵さんが首をかしげた