禁じられた遊び

小花Side③

車のドアが大きく開いた

屋敷にいるメイド、執事が玄関に整列して、車から降りていく克海に深々とお辞儀をした

ちょっと…待って……

「あ、そうだ」

克海が振り返ると、財布の中からまた札束を握り私に向って投げた

「今夜はもう休みなさい
新しい部屋は執事に聞くと言い」

立てない私を置いて、克海はさっさと家の中に入って行った

あれから車の中で、3回連続で克海がイッた

ゴムもせずに、嫌がる私を無視して中に吐き出した

痛い……

全然、濡れなかったな

無理やり入れられて、すごく痛いよ

「早く降りてください」

運転手が、後部座席で倒れている私に言ってくる

すごく迷惑そうな顔をしていた

「わかってるけど……」

身体が言うことを聞かないのよ

「はあ…」

私はため息をついて、腕に力を入れた

「無理するな」

え?

私は声がしたほうに目を向けた

克波が立っていた

無表情だけど、怒っている様子はない

予測……してた、とか?

まさか

「馬鹿オヤジめ
限界を知らねえからな、あいつは
血が出てるじゃないか
手当するから、手を出せ」

腕を持って支えてくれるのかと思って、私は克波に手を出した

え?
ええ?

「ちょっと!」

「暴れるな」

克波は立てない私を横抱きにして持ちあげた

お姫様だっこだ

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