禁じられた遊び
自分より立場の低い人間には容赦なく、冷たい態度をとり…
自分より立場の高い人間には、尻尾を振って子分になろうと必死すぎて
馬鹿みたい
生徒会に入れば、小山内君の力がもらえると勘違いしているのよ
さらにしもべができて、大きな顔ができると思ってる勘違い野郎よ
「西岡ってさ……」
『小花の言いたいことはわかる…が、大丈夫だ
馬鹿とは血が繋がってない
義理の妹だ
再婚相手の娘だったんだ
生徒会室には、馬鹿は一歩たりとも入れないから安心しろ』
小山内君がくすくすと笑っているのが、電話をしていてもよくわかった
「どんな子?」
『だから、ドジで間抜けでトロい
小心者だし、いちいち人の顔色を伺っている』
小山内君の声が楽しそうだ
相当、その子を気にいったのだろう
珍しいこともあるもんだ
3年間
小山内君とクラスメートをやってきたけど、他人たいして無頓着な人だ
友達と呼べる人もいなかったし、仲良くしている人もたぶんいない
1年の後半で生徒会長に就任して、私が小山内君に引っ張られて親しくするようになったけれど
たぶんそれ以上に仲良くしている人って、婚約者の貴美恵さんしかいないと思うなあ
そんな人が、生徒会に女子をメンバーに入れたなんて
どんな子なのか
楽しみだなぁ
自分より立場の高い人間には、尻尾を振って子分になろうと必死すぎて
馬鹿みたい
生徒会に入れば、小山内君の力がもらえると勘違いしているのよ
さらにしもべができて、大きな顔ができると思ってる勘違い野郎よ
「西岡ってさ……」
『小花の言いたいことはわかる…が、大丈夫だ
馬鹿とは血が繋がってない
義理の妹だ
再婚相手の娘だったんだ
生徒会室には、馬鹿は一歩たりとも入れないから安心しろ』
小山内君がくすくすと笑っているのが、電話をしていてもよくわかった
「どんな子?」
『だから、ドジで間抜けでトロい
小心者だし、いちいち人の顔色を伺っている』
小山内君の声が楽しそうだ
相当、その子を気にいったのだろう
珍しいこともあるもんだ
3年間
小山内君とクラスメートをやってきたけど、他人たいして無頓着な人だ
友達と呼べる人もいなかったし、仲良くしている人もたぶんいない
1年の後半で生徒会長に就任して、私が小山内君に引っ張られて親しくするようになったけれど
たぶんそれ以上に仲良くしている人って、婚約者の貴美恵さんしかいないと思うなあ
そんな人が、生徒会に女子をメンバーに入れたなんて
どんな子なのか
楽しみだなぁ