禁じられた遊び
「いいのかよ、ん?」

あたしは、立ち上がるとシャツを脱ぎ捨てた

「そうそう、俺に逆らうなよ」

満足そうな顔で、良太郎が頷く

だが、すぐに眉間にしわを寄せるとあたしの体を睨んだ

「んだよ、これ」

体中にあるシップに、機嫌を悪くしたようだ

良太郎がやったんじゃん

貴美恵さんに手当してもったんだ

「ふうん、小山内が一つ一つ手当してくれたんだぁ
相当、お前に惚れてるな、あいつ
こんなことをするような奴じゃないんだぜ
へえ…桃香は俺のなのに
良い度胸してるぜ」

勇人さんじゃない
手当をしてくれたのは貴美恵さんだ

勇人さんは、あたしを見るに見かねて助けてくれただけ

あたしに惚れてなんかいない

勘違いがしているのは良太郎だ

その勘違いのせいで、またあたしはこいつに犯されるんだ

放課後の強姦で、破られた処女膜の痛みから解放されないまま……
あたしはまた


良太郎の玩具にされた

< 56 / 200 >

この作品をシェア

pagetop