禁じられた遊び
「よお、寝ボスけ
朝食はねえよ
遅いから、俺が捨てといてやったよ」
ソファに座っている良太郎が口を緩めて、嫌味な笑みを送ってきた
「あ…弁当もねえや
間違って、床に落としちまった」
キッチンの床に、蓋があいている状態で真っ逆さまに落ちていた
最低
ママが一生懸命作ってくれたお弁当を…
落とした上に、スリッパで踏んづけてある
あたしを傷つけるなら我慢するけど、ママの作ったモノを壊すなんて…
「ママのお弁当に何するのよ!」
あたしは弁当の蓋を、良太郎に向って投げた
「んだよ!
てめえこそ、俺に何すんだよ」
蓋はソファの上で、勢いを失う
良太郎にはかすりもしなかった
悔しい!
当てるつもりで投げたのに
「ママが作ったものを壊すなんて許さない」
「マザコンがうるせえよ」
「マザコンのどこがいけないのよ
ママがどんな思いでここまで生きてきたか、全然しらない男にママを壊されたくない」
「言っている意味がわからねえな~
馬鹿で尻軽女め」
良太郎がソファから立つと、大股であたしに近づいてきた
また、殴られる!
あたしは身構えた
目をつぶり、筋肉に力を入れる
「邪魔だ」
殴ろうと手をあげたまま良太郎が、勝手に倒れて行った
良太郎が床に顔面を打ちつける
え?
あたしが視線を上げると、不機嫌な顔をしている勇人さんが片足を上げた状態で立っていた
「俺の前でうろちょろと動くな
ゴキブリ野郎!」
勇人さんが低い声で、良太郎に言葉を吐き捨てた
朝食はねえよ
遅いから、俺が捨てといてやったよ」
ソファに座っている良太郎が口を緩めて、嫌味な笑みを送ってきた
「あ…弁当もねえや
間違って、床に落としちまった」
キッチンの床に、蓋があいている状態で真っ逆さまに落ちていた
最低
ママが一生懸命作ってくれたお弁当を…
落とした上に、スリッパで踏んづけてある
あたしを傷つけるなら我慢するけど、ママの作ったモノを壊すなんて…
「ママのお弁当に何するのよ!」
あたしは弁当の蓋を、良太郎に向って投げた
「んだよ!
てめえこそ、俺に何すんだよ」
蓋はソファの上で、勢いを失う
良太郎にはかすりもしなかった
悔しい!
当てるつもりで投げたのに
「ママが作ったものを壊すなんて許さない」
「マザコンがうるせえよ」
「マザコンのどこがいけないのよ
ママがどんな思いでここまで生きてきたか、全然しらない男にママを壊されたくない」
「言っている意味がわからねえな~
馬鹿で尻軽女め」
良太郎がソファから立つと、大股であたしに近づいてきた
また、殴られる!
あたしは身構えた
目をつぶり、筋肉に力を入れる
「邪魔だ」
殴ろうと手をあげたまま良太郎が、勝手に倒れて行った
良太郎が床に顔面を打ちつける
え?
あたしが視線を上げると、不機嫌な顔をしている勇人さんが片足を上げた状態で立っていた
「俺の前でうろちょろと動くな
ゴキブリ野郎!」
勇人さんが低い声で、良太郎に言葉を吐き捨てた