禁じられた遊び
「それとこれ…小山内君から貰ったんだけど
本当は桃香ちゃんのために用意してくれたみたいなの
だから桃香ちゃんが使って」
「え? 何ですか?」
桃香ちゃんが、私が置いた紙袋を不思議そうな眼で眺めていた
「ピルだって」
「へ?」
桃香ちゃんの目が驚きの色でいっぱいになった
可愛いな~、その反応
「避妊薬よ」
「知ってますけど…どうして」
「心配なんでしょう
この学校って馬鹿ばっかりだから」
「でも……」
「私は自分でどうにかするから」
「いえ…勇人さんが小花さんのために渡したのなら…あたしが受けとることはできません」
「だから私じゃなくて…」
「いいえ
小花さんを思って渡したのなら、用意した経緯がどうであれ
小花さんのものです」
全く、強情な子ね
そこも可愛いのかな、小山内君にとったら
「じゃ、半分こね
それなら文句言いっこなし!」
私は紙袋の中に入っている薬を半分にわけると、桃香ちゃんに渡した
「すみません」
「気にしないの!
だってこれは桃香ちゃんのために小山内君が用意したものなんだから」
本当は桃香ちゃんのために用意してくれたみたいなの
だから桃香ちゃんが使って」
「え? 何ですか?」
桃香ちゃんが、私が置いた紙袋を不思議そうな眼で眺めていた
「ピルだって」
「へ?」
桃香ちゃんの目が驚きの色でいっぱいになった
可愛いな~、その反応
「避妊薬よ」
「知ってますけど…どうして」
「心配なんでしょう
この学校って馬鹿ばっかりだから」
「でも……」
「私は自分でどうにかするから」
「いえ…勇人さんが小花さんのために渡したのなら…あたしが受けとることはできません」
「だから私じゃなくて…」
「いいえ
小花さんを思って渡したのなら、用意した経緯がどうであれ
小花さんのものです」
全く、強情な子ね
そこも可愛いのかな、小山内君にとったら
「じゃ、半分こね
それなら文句言いっこなし!」
私は紙袋の中に入っている薬を半分にわけると、桃香ちゃんに渡した
「すみません」
「気にしないの!
だってこれは桃香ちゃんのために小山内君が用意したものなんだから」