禁じられた遊び
「ごめんなさい」
「ああ? わけわかんねえ女だな」
戻らなければ良かったな
なんで生徒会室に鞄を忘れちゃったんだろう
鞄を忘れなければ、二人のキスを見なくてすんだのに
「あたしが生徒会の役員になるのって変ですよね」
「それって俺にたいする質問か?」
「はい」
「正直に答えるべき?」
「はい」
克波さんが、足を伸ばしてストレッチを始めた
「勇人さんが許可を出したんだ
変だとは思っていない
だが、おかしなヤツだとは俺は思ってる」
「そうですか」
「自信がないのか?」
克波さんは、小花さんが好きなんだ
生徒会室を荒らすくらい……小花さんを大切に思っている
なのに
小花さんの思いは、克波さんに向いてなくて…
「えっ? ……おいっ!
何で泣いてるんだよ」
え?
あたしは頬に手をあてた
勝手に涙が流れていた
克波さんの心を思ったら……自然と泣いていた
「だって……苦しいよぉ」
「はあ? 何でだよ
お前、意味がわかんねえ……生徒会がそんなに嫌なのか?」
克波さんが困っている
泣いたら、迷惑だってわかってるけど
どうしてか止まらない
心の奥が痛くて、ちくちくする
「違います」
「何なんだよ!」
「ああ? わけわかんねえ女だな」
戻らなければ良かったな
なんで生徒会室に鞄を忘れちゃったんだろう
鞄を忘れなければ、二人のキスを見なくてすんだのに
「あたしが生徒会の役員になるのって変ですよね」
「それって俺にたいする質問か?」
「はい」
「正直に答えるべき?」
「はい」
克波さんが、足を伸ばしてストレッチを始めた
「勇人さんが許可を出したんだ
変だとは思っていない
だが、おかしなヤツだとは俺は思ってる」
「そうですか」
「自信がないのか?」
克波さんは、小花さんが好きなんだ
生徒会室を荒らすくらい……小花さんを大切に思っている
なのに
小花さんの思いは、克波さんに向いてなくて…
「えっ? ……おいっ!
何で泣いてるんだよ」
え?
あたしは頬に手をあてた
勝手に涙が流れていた
克波さんの心を思ったら……自然と泣いていた
「だって……苦しいよぉ」
「はあ? 何でだよ
お前、意味がわかんねえ……生徒会がそんなに嫌なのか?」
克波さんが困っている
泣いたら、迷惑だってわかってるけど
どうしてか止まらない
心の奥が痛くて、ちくちくする
「違います」
「何なんだよ!」