先生、この気持ちはどうすればいいですか?
「おれには許せなかったんだ。
だけどあいつは、
どうしても
チームに必要だった。
喧嘩の現場は、
途中で部室に入ってきた
マネージャーしか
見てなくて……」

それって、つまり……。

先生……。

先生は悪くないよ。


「……殴ったのは
いけないことですけど、
そんなのあんまりです」



「いいんだよ、もう」

険しい顔をしていた先生に
穏やかな笑顔が戻った。
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