先生、この気持ちはどうすればいいですか?
「お待たせ!
プリントだよね?」

微妙に息が切れている
優作先生。

急いで来てくれたんだ……。


「急がせちゃって、
すみません」

軽く謝りながら、
プリントを渡す。


「おう。
早いなー、さすが」

先生の笑顔、
やっぱりかっこいい……。


「真琴ちゃんさぁ、
数学は苦手なの?」

笑顔のまま尋ねられたから、
一瞬質問が理解できなかった。
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