先生、この気持ちはどうすればいいですか?
「で、どれがいい?」

「……じゃあ、
カルピスで」

「了解」


がたん。

「はい、どーぞ」

「ありがとうございます!」


先生におごってもらっちゃった。



「おれ、このあと
仕事戻らなきゃ。
でも疲れたから、
真琴ちゃんが
それ飲み終わるまで
ここで涼むー」 




あまり日が当たらず、
常に薄暗いこの空間。


先生と二人で
他愛もないおしゃべりを
しながら、
私はカルピスを飲んだ。
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