先生、この気持ちはどうすればいいですか？

「おれもバスケやりたいなー。
……とぅっ！なんてね」


先生は元バスケ部だもんね……。


バスケやってるトコも
かっこいいんだろうなぁ。


おどけた笑顔に
すっかり見とれてしまっていた。



「真琴ちゃん？
リアクションしてくれないと
おれ、すごく痛い人……」


「あぁっ、先生ごめんなさい。
ぼーっとしてました」

「もしかして
意外と天然かー？
……おっと、
着替えなきゃだよね」


「は、はいっ、
さようなら」

「さよならっ」





はー、緊張した。


「好き」って気づいただけで
こんなに変わるんだ。



恋って、怖い。