先生、この気持ちはどうすればいいですか?
「いいんだ、
おれには真琴ちゃんがいるから」

「真琴って誰?
怪しいお店の人?」


聞かれるのが嫌なら
言わなければいいものを、
なぜか答えるのが
後ろめたかった。


「まさか。
生徒だよ、
よく懐いてくれてる。
これでもおれ、
『おっきい』って
言われたんだから」

「うそぉ」

「うそじゃないって。
まだ中2だからな、
170いってる男子は
少ないよ」


「そっちじゃなくて。
優作に懐く子なんているんだ」

あぁ、そっちか、
……ってそっちかよ!





……おれも最初は、
びっくりしたけどさ。
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