先生、この気持ちはどうすればいいですか?
「じゃあ三船にも
チャンスが!」

香織が叫んだ。


「あー、
香織と三船君って
よく席隣になるもんね」


「そーそー、なぜかね」

と、ここまで
私の方を向いて答えると、

「いつも教科書見せてくれる
いいやつだよ?」

菜々子の方に
くるりと向きを変え、
三船君をアピール。


菜々子は
ちょっと苦笑い。





「……!!
マジすごい作戦、
思いついた!」
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