悠里さんち
君は僕の存在すら知らなかったと思います。


特に目立つという感じではありませんでしたから。




君は雨が弱くなるまで雨宿りするみたいでした。










僕は考える前に行動していました。


「あの……
この…この傘
つ…使ってくだ…さい///」


あのとき僕は顔が真っ赤だったと思います。







「あっ貴方A組ののメガネ君でしょ!!」





君は僕の事を知っていました。
おかしな名前がついていましたが……
でも、嬉しいですね
つい顔がほころんでしまいます。






「貸してくれるの??」





「はい!!!
こんなのでいいなら……」




彼女は微笑んで…
「ありがとう
メガネ君って良い人なんだね♪」




って喜んでくれました。



そんなところが好きなんです。
川崎百合さん




あなたのそんなところが…








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