あいの手紙



それが相手の勘に障ったのか

いきなり態度がかわったかと思うと強く肩を掴まれた。



「調子乗りすぎんじゃねーぞ!!一人で寂しそうに誘ってオーラ出してたくせによ!」



「そんなのっ・・!!」

出してないっ!そう言おうと思っていたけれど、勢いよく突き飛ばされて、ベンチにぶつかった痛さで言葉が出てこなかった。




「可愛いからって何でも許されるわけじゃねーんだぜ?痛いめ見るよ?」


涙がにじむ。



痛さからくるものなのか、
悔しさからくるものなのか。


どちらとも判別はつかないけれど、
堪えることで精一杯だった。





こいつらの前で泣くもんか、と抑える涙も限界がきたようで、

もはや何を言われてるのかすら聞き取れていなかったけれど、
散々に悪態をつかれて暴言をはかれて…





涙腺が決壊しそう…








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