あいの手紙
今朝の出来事を一部始終、もう説明のしようがないっ!てくらい話すと、少し気持ちも晴れて、勘違いだったかも。
…なんて思えてきた。
「広人さんに直接聞いてみればいいんじゃない?これまでだって、麻結が一人で勘違いしてやきもき…ってのよくあったし。」
由良が冷静にアドバイスをくれるのも落ち着いて受け止められるくらいになってきて、ようやく朝からのモヤモヤが薄くなった気がする。
確かに、今回も私の早とちりかもだし…。
なにぶん、広人はモテるもんで…。
このてのゴタゴタは数知れず。
…帰って素直に聞いてみよう。
「ごめんね
…ありがとう、由良。」
分かればよろしい。とにっこり花が咲いたように笑うのは、由良の彼氏、涼くんに似てきたな。
やっぱり、付き合ってると似てくるよね、どことなく。
私も広人に…似てきてるとことかあるのかなぁ。
なんて空想を膨らませんがら、なんとか授業を乗り切った。