あいの手紙
「家、〇×町方面だろ?
俺もそっちだから送ってくよ。」
・・・?
突然の彼の申し入れにはっきり言って頭がついていきませんが、、、
今…なんと?
「あれ!?違った!?」
なかなか返事をしない私を不思議に思ってか、彼は慌ててしまった。
「あっそうじゃなくてっ!ごめんねっ今一瞬自分の世界入ってたっ」
そんな彼を
フォローしようとするけど、って私なに恥ずかしいこと言ってんだっ!!
自分の世界って、完璧乙女暴走モードだよぉー…
穴があったら入りたい…
ってゆーか、いっそ自分で掘ってしまおうか…
「ハハハっ自分の世界って!!まぁいいや。じゃ、まぁ、帰ろう。」
校門を出たあたり。
近くに他の人の気配はなくて、
すっかり夜色に染まってしまった空は、深い静けさを伴っていた。