あいの手紙
さっきから私の鼓動はフル稼働。
彼のいる左側半分だけが異様にあっつく感じます・・・
緊張し過ぎて手に汗かく状況なんですが…私、どうしたらいいですか?
突然の送ってくれる宣言に私はドッキドキすぎて全く周りの情況見えてなかったけど、、、
あのー…はい。
私たち校門出てからひとっ言も会話を交わしてませんが、これってダメですよね!?
やっぱりダメ!?
ダメですかっ?!
焦るばかりで、実際何の行動も起こしてないのに、私の頭はパンク寸前。
あぁ…神様いるんだったらこうゆうときに何か良いアドバイスをっ!!
切に願うも虚しく、ただ春の強い風が私を背中から押すだけ。
心なしか歩調も少し早くなっていた。
な、なんか話題っ!!
もう神様なんてものに頼ってなんかいられるかっ!
そう決意した私の精一杯の思考の成果がコレ。
「川瀬君はこっち方面って言ってたけど、どの辺に住んでるの?」