Replicant・Lover's-L No.5 夏の番外編
俺は、手もとのかき氷にまんべんなくシロップがいきわたるように、スプーンでサクサク混ぜながら続けた。

「平気、平気。ミキは周りの目ぇ、気にし過ぎなんだよ」

「平気じゃないですぅ」

「俺とデートしたくない訳?」

「……デート?」

タオルケットから目だけを覗かせ俺をみる。

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