あの日に知った
「学校、行きたくない」

そう言い出したのは早かった。

親は心配した。

行きなさいって言ったけど

あんな奴のいるところ、行ってたまるか。

そう思った。

先生まで来て連れて行こうとした。

私は拒絶した。

うずくまって部屋から追い出した。

不登校にでもなってやる。

部屋に一人になった時、何でか笑ってみた。
けど、涙が増えただけだった。
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