アルハズナイコト


「…仮にアンタがソレだったとして」

「仮じゃないけど」

「信じろって言われて信じる人はいないっつの」

「なぜ?」

「急にはムリでしょう!?」

「やっぱり信じてくれないか」

「ってか別に信じさせなくてもよくない?」

「扱いがヒドくなる危険性がある。それに、納得させなきゃ そちらが困るだろ?」

「…納得するまでやるの?」

「それがルールだ。行くぞ」

「ハ!?ルールって、ゲームじゃないんだからっってかどこに!?」

「キャクとして、空間移動の旅に出よう」



彼は…ユウキは私の手を引いて

扉の向こうへ行こうとする


待って!!この扉

結局どこから出てきたの!?


< 14 / 42 >

この作品をシェア

pagetop