アルハズナイコト


「……………あ!わりぃ、妖怪の世界と繋がってる扉開けちまったよ」

「妖怪!?」

「…あなたもタビビトよね?」

「あれ?タビビトを知っているのですか?」


……ちょっと待った

コイツ誰だ


また話し方が変わってんじゃない!!


「何回かココを開けるのよ~。タビビトって空間移動が自分で出来るからあまりこの空間に入り込まないんですって?」

「はい。慣れていないとすぐに間違えてしまうんですよね。失礼しました」

「全然平気なのよ?…その人がキャク…かしら?」

「そうです。なかなか信じてくれなくて」

「私のような妖怪もいるのよ~?」

「…あ…はは……」


はぁ~~

なんか疲れる


「今日はお客も来ているの。よろしかったらあがらない?」

「それでは、お言葉に甘えさせていただきます」


ってか勝手に決めた!?

私の意見は!?

っつーか過去は!?
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