アルハズナイコト
「俺は、お前が死んだ理由を探しに来た。理由探しの旅にリズムを連れて行ったんだよ。ここは、リズムの記憶の中でもあるから」
「……でも、妖怪は記憶にないはず」
「それは、ずっとずっと昔の記憶だ。記憶というより、夢かな?こうなりたいって願いだ」
当時幽霊を怖がっていた自分
幽霊や妖怪が優しかったらなぁ...
そんな夢を見ていた自分
「……そっか」
「過去を旅したのは、死んだ理由を探すついで。死に際に昔の思い出を思い出しながら……なんて聞いたことない?」
……ある
今はその状態だったんだね
「ねぇユウキ、私はこれからどうすればいいの?」
「俺が黄泉の国へ連れて行く。それで、転生するまで残った奴らを見守るんだよ」
「……そっか」