輝きの風
「なんでこの部にバスクラいないのっ?」ちょっと怒った口調の僕。

「さぁ?私も吹けないし?」
すっとぼけた声出したのはクラリネット専攻の翔子。

「とりあえず…吹いてみたら?」
「どうやってっ」
「え-と…唇まいてふーって」
納得いかないけど
「わかったっ」
僕は
バスクラをくわえるて下唇をまく
息をすって目を閉じて……
一気に音をだす

『ビピィィィギ』

部員みんなの目が僕に向いた…。

「なに今の音っっ」
僕でもわかるよバスクラの音はこんなんじゃない。
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