キミの隣は特別席Ⅱ

「マナ」

誰―?

「マナ、起きろ」

優一?もう少し寝させてよ…

「遅刻するぞ」

遅刻!?

「やだ!」

「おっ!やっと起きたか」

優一が真横に立っていた。

「おはよう」

「レポート出来たのか?」

「うん、出来たよ。」

パソコンをつけっぱなしにしてるのに気がつき、データをきちんと保存してからシャットダウンをした。

テーブルの上を片付けをしていると、キッチンの方からいいにおいがしてきた。



「ごめん。朝ごはん作らせて」

慌てて優一の側によった。

「じゃあ…今日の夜俺の言うこと聞いて?」

優一の言うこと…何か…

「マナ、変な想像してないか?」

「してないよ!」

まぁちょっとしたけど…優一って鋭い

「そうか、なら早くご飯食べよう。」

スクランブルエッグとサラダを盛りつけられたお皿を運んだ。それからトーストとイチゴジャムも




「今日の予定は?今さっき夜は俺の言うこと聞けっていってたから、夜は空いてるの?」

いつも聞いてること

「あぁ。出かける予定。」

「どこに?」

「秘密。取り敢えず、そうだなぁ…佐原の結婚式できてたパーティードレス着てて」

「わかった」

気になるけど今は聞かない


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