キミの隣は特別席Ⅱ
マナside


おかしい…おかしすぎる


あのお正月から約1ヶ月たった。


生理が来ない…何日遅れてる?

スケジュール帳のカレンダーを眺めて数える。


約2週間…もしかして

「妊娠してる?」

まさか!?そんなはずないって!
でも…病気とか体調崩してないし…


考えられるのは…妊娠だけ…




「まさかぁ…」


「何がまさかぁっなんだよ?」

「わぁ!?あっおかえり」

後ろに優一が立っている。しかもスーツ姿で

もう大学は休みに入っていて卒業式を待つのみになっている。

「かえりました。で、何がまさかなんだよ?」

言ってもいいこと?いやまだ確信ないし…

「なんでもないよ。」

「本当に?」

「うん!」

ごめん!優一…心配かけたくないの

「まぁ…無理には聞かないけど、話したくなったら言えよ」

優一はそう言い、寝室の方へ行った。


明日絢に相談しよ!



「うっ…気持ち悪」

口を手で押さえてトイレに走った。


もしかしてつわり?






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