キミの隣は特別席Ⅱ

翌日優一を見送ってから部屋の掃除とか一通り家事を済ませた。


確か今日絢仕事のはず

瞬くんが1歳を迎えてから絢は仕事に復帰をした。でもランチの時間のみ。叔母さんが『子供そばにもっといてあげなさい』と言われたかららしい…

ランチの終わりごろに行った方がいいよね…


ポケットに入れているケータイが鳴った。ディスプレイを見ると『古川茜』と表示されている。

「もしもし」

「マナぁ?」

「どうしたの?」

今にも泣きだしそうな声をしている。

「先生に振られた!というか、先生結婚してたぁ」

先生に告白したんかい!!

「仕方ないよ。会社に入ったらもっといい人見つかるって」

「そうかな?」

「そうだよ。あたし今から用事あるから」

話が長くなりそうだったから、無理矢理電話を切った。


「今から準備して行こうかな…」




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