キミの隣は特別席Ⅱ
「ただいま」
ちょっと疲れた声が玄関から聞こえた。
「おかえり」
いつも通りお出迎え
「腹へった…」
力なさげにそう呟いたから、急いで晩ごはんのの準備をした。
気がついたらちょっと豪華な晩ごはんになってる!
これぐらいなら何もつっこまないでしょ
「何かあった?なんかいつもより豪華に見えるよ」
優一にそうつっこまれた。
もう言っちゃう?どんな反応するかな?
喜ぶかな?
でも、できてないかもしれないし…
「あのね…落ち着いて聞いてね。」
「改まってなんだよ?」
「出来たかもしれない…優一とあたしの子供が…」
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