キミの隣は特別席Ⅱ
優一side


『出来たかもしれない…優一とあたしの子供が…』




俺とマナの子供…

まじか…

これは夢か?


俺の脳内は今までにないほど大パニックを起こしてるかも知れない。

喜びというなのパニックを


「優一?」

俺の目の前でマナが手を振っている。

「本当か?病院行ったのか?」

「まだ行ってない。行くとしたら優一が決めた所がいいかなって」

俺が決めた病院のことか…それなら樹に聞くべきだよな?

「松堂の病院って産婦人科あったけ?」

マナに聞かれたけど、俺も覚えてない…めったに病院行かないし、樹とそんな話しないし

「後で樹に聞いてみる。なかったらいいとこ紹介してもらう。ちょうど明日午後時間あるし一緒に行こう。」

「うん!」


わかってから父さんたちに知らせるか。今知らせたらパニックになりそうだし


「きちんとわかってから親たちには知らせような」

「そうだね。今知らせたら優一のお母さんパニックになりそうだし」

言えてる…あの人人一倍大はしゃぎするからな




夜、樹に電話をして事情を説明したら「俺の病院にあるよ」と言われたから予約を入れてもらった。




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