キミの隣は特別席Ⅱ

１．大学３年の春と夏

突然に！？

マナside


「はぁ！？どう言うことよ！！」

大学３年目の春。
あたしは学校の食堂で大きな声を出してしまった。

「声が大きい」

「ちゃんと説明しなさいよ！！優一！」

「だから、夏休みアメリカに行くんだよ。兄貴命令で！」

「あたしはどうなるのよ？」

「日本で留守番。」






いきなりすみません！



城田マナです！




これまでの話をまとめると、春沢財閥のトップで優一の兄さんが、この夏アメリカで経済や営業の勉強せよっという命令を優一にだしたことから、始まった。




「マナ、どうしたの？」

「茜！」

後から声をかけてきたのは、大学で友達になった古川茜。




「それは仕方ないよ、マナ。」

茜までそうなことを…

「俺は会社のために行くんだよ。何も心配するな」

優一が優しくそう言った。

「…わかった」







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