キミの隣は特別席Ⅱ

ベッドに転がる



白い天井に優一の顔が浮かぶ…

あたし…どうすればいいんだろう…




「マナ?」

ドアをノックする音と同時に母さんが入って来た。

「御飯できたよ?どうしたの元気ないわね?」

「うん…ちょっとね」

「優一くんのこと?」

「うん…まぁ」

さすが母さん、あたしが悩んでる理由わかってる!

「何があったの?また喧嘩した?」

「喧嘩はしてないよ。春から一緒に住まないかって言われてるの」

「あら、いいことじゃない!好きな人と一緒に住むってことは!」

母さんは嬉しそうな顔をした

「そうなんだけど…」

「優一って二男だけど、春沢グループの者じゃない?」

「そうね…いろいろ苦労すると思うわよ」

そうよね…

「今もう苦労してるよ…」

デートとかいろいろすっぽかされてるし!

「とりあえず、母さんはマナの意見に賛成よ!」

やっぱり母さんに相談してよかった!


もうごはんよっと言われ、母さんと一緒に降りてりん姉と慧くんたちとご飯を食べた。







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