キミの隣は特別席Ⅱ
「無理って?」
優一の沈んだ声が頭に降ってくる
「優一…あたしたち別れよ…」
「な、何言ってんだよ?」
「優一は家のために婚約話受けなさいよ!」
流れた涙をぬぐいながら言う。
「なんで俺が家のために受けな…おい!マナ!」
耐えきれなくて優一の部屋を出た。
これ以上…優一といたら…あたしが優一の将来を壊してしまう…
エレベータが閉まる、その間から優一が見えた。
バイバイ…優一…
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