キミの隣は特別席Ⅱ
離れたくない
マナside
「へぇ~こないだ彼氏と別れたばっかりなんだ。俺が癒してあげようか?」
あたしが茜に相談したのが間違えだったかも…
今あたしがいる所はちょっと洒落た居酒屋。茜に誘われて初めての合コンに来た。
「もう大丈夫よ。あたし、そんなに弱くないの…立ち直り早いから。」
グビッとアルコールを流し込む。
「じゃあもういいや俺の彼女にならない?マナちゃん、美人だし!ダチとかに自慢できる」
男がニヤニヤとあたしの太もも触って来た。
こいつ、酔いが回ってるな!!
「あたしより、もっと美人知ってるけど?」
そう言いながら男の手を払いのけた。
「えぇ!俺、マナちゃんがいい!」
完全にこいつ酔ってるわ…しかもあたしの容姿に惚れたっぽい…優一だったら絶対言わない…
またあたし優一のこと考えてる…
「茜!あたし帰るわ!終電の時間来るから」
すっと立ち上がって、茜に言うと店を出た。
終電まで30分か…余裕で間に合う
「マナちゃん!送って行くよ」
今さっきの男が付いてきた。
「大丈夫だよ!みんなの所戻りなよ?」
「いいから!」
あたしの腕を引っ張って歩き出した。
「そっち駅じゃないよ!」
歩いていく方向は、駅とは反対方向。
「大丈夫だって!」
酔っているのに、力がやたら強い…
優一!来てよ!
まただ…なんで優一のことばっかり…
「離してよ!!」
腕を放してもらうため、思いっきり腕を振った。
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「へぇ~こないだ彼氏と別れたばっかりなんだ。俺が癒してあげようか?」
あたしが茜に相談したのが間違えだったかも…
今あたしがいる所はちょっと洒落た居酒屋。茜に誘われて初めての合コンに来た。
「もう大丈夫よ。あたし、そんなに弱くないの…立ち直り早いから。」
グビッとアルコールを流し込む。
「じゃあもういいや俺の彼女にならない?マナちゃん、美人だし!ダチとかに自慢できる」
男がニヤニヤとあたしの太もも触って来た。
こいつ、酔いが回ってるな!!
「あたしより、もっと美人知ってるけど?」
そう言いながら男の手を払いのけた。
「えぇ!俺、マナちゃんがいい!」
完全にこいつ酔ってるわ…しかもあたしの容姿に惚れたっぽい…優一だったら絶対言わない…
またあたし優一のこと考えてる…
「茜!あたし帰るわ!終電の時間来るから」
すっと立ち上がって、茜に言うと店を出た。
終電まで30分か…余裕で間に合う
「マナちゃん!送って行くよ」
今さっきの男が付いてきた。
「大丈夫だよ!みんなの所戻りなよ?」
「いいから!」
あたしの腕を引っ張って歩き出した。
「そっち駅じゃないよ!」
歩いていく方向は、駅とは反対方向。
「大丈夫だって!」
酔っているのに、力がやたら強い…
優一!来てよ!
まただ…なんで優一のことばっかり…
「離してよ!!」
腕を放してもらうため、思いっきり腕を振った。
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