キミの隣は特別席Ⅱ
お義母さんはにこっとし、口を開いた。
「好きなこと、したいことができないけどいいの?」
「そ、それも…覚悟してます。」
父さんみたいにホテルで働く夢が叶わないかも…
「大丈夫よ。マナちゃん、覚悟や自信なんてのちのちつくものだって、あたし思ってるの」
あたしもそうだったのよと言ってるようだった。
「はい…」
「優一にフォローしてもらいなさい。優一もマナちゃんをきちんとフォローするのよ」
「わかってます。」
優一が真剣な目して言った。
優一を信じよう…
「それより2人とも、これから時間ある?」
お義母さんの目の輝きが変わった。
「あたしはあります…」
「兄さんに呼ばれない限りあります。」
お義母さんが立ちあがった。
「じゃあ、行きましょう!!」
どこに…?
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