キミの隣は特別席Ⅱ

数日後

「お母さんはマナの好きなようにしていいよ。優一くんを信用してるから」

あたしの隣には優一。目の前には父さんと母さん。

「お父さん?」

同棲のお願いしたあとからずっと黙っている。

なんか怖いなぁ…

「2人の好きなようにしなさい。だが…いや、なんでもない」

何か言いたそうなのに父さんは口を閉じた。


父さんはいきなり立ち上がって、部屋から出て行ってしまった。

「マナのことが心配なのよ。大事な娘だからね」

と母さんが父さんが出て行った方を見ながら言った。

「ちょっと俺、行ってきます。」

優一があとを追うように出て行った。


「じゃああたしも…」

「マナはここにいなさい。」

と母さんに止められた。


優一どこいくのかな?



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