キミの隣は特別席Ⅱ

家族になる

優一side


「お待たせ!」

部屋からドレスアップしたマナが出てきた。

綺麗だな…

マナの後から雪音が出てきた。雪音もドレスアップをしている。

「樹はまだ部屋?」

「あぁ。」

「今からおじい様たちに会うんでしょ?」

「パーティーが始まる前な。」

「マナちゃん、一つアドバイスしとく、おじい様の前では必要以上にしゃべらないこと!」

マナは、雪音のアドバイスにうんと頷いた。
雪音は一つ隣の部屋に行った。


俺たちがいるのは、ホテルの部屋の前。今日はここの会場でパーティーがある。

「マナ、おじい様たちがいる。最上階に行こうか?」

「はい。」




エレベーターに乗り込んだ。俺が最上階のボタンを押した。

相当緊張してるな…そう言えば、こいつお父さんに会ったことないな

「マナ、大きく深呼吸して」

マナは従うように深呼吸をした。

「俺が付いてるから、お前の側にいるから…」

俺はそう言うと、優しくマナにキスをした。

「ちょっと口紅が落ちる!」

マナの調子が戻って来たな。



最上階に付きエレベーターを降りた。マナと手を繋いで






コンコン―






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