花恋-ヤクソク-
私のゴミ箱にはさっきれいとクンからはらったゴミが捨てられてる。


あ!今日ゴミ捨てだった。


れいとクンがお風呂に入ってる間に捨てにいこう。




♪♪♪~



ん?

携帯なってる。

れいとクンのだ。


渡した方がいいのかな?


着歴残るからいっか。


それにしても,私の時と違う着信音だ。


昨日聞いたばっかだから分かる。


まめに分けてるのかな?



みいる!!!
だめ!!


携帯見ちゃうのだけは!!!


でも押さえられないの。


って自分との戦いしてる場合じゃないや。


急ぎだといけないし,名前だけでも…。



名前,名前…。


ん?
この番号…見覚えある気がする。



あ!!
切れちゃった。



♪♪~


また鳴った。


メールみたい。



ポチ


あわわわわわ~!!!


まちがってボタンおしちゃった。


ごめんなさい,れいとクン。


ん?
んん?



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さっきは楽しかったね(o^∀^o)
また火曜日ね♪

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って…


なんじゃこりゃぁぁああ!!!!



ふっふふふ。


なぁんだ,友達と遊んだ後のメールなだけじゃん。


もう!私の心配性☆


携帯も元通りにして,お風呂からあがってくるれいとクンを待つだけ。



早くあがってこないかな~。



割れた花瓶も捨てたし,なんだかスッキリ。


今日はぐっすり寝れるかな。
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