花恋-ヤクソク-
ミイル「えっと…私がれいとクンと付き合うようになってちょっとたったた時,居酒屋で4人で飲んだよね?

その後ぐらいから謎…らいかチャンから電話がほとんど毎日入ってた。

誰にも言わなかった。

まさからいかチャンだなんて思わないから。

ずっと電話がかかってたけど,火曜日だけはかかってこなかった。

すごく不思議に思ってたけど,日を重ねるうちに分かってたんだ…。

らいかチャンがマーガレットを買う理由も電話が鳴らない理由も。」


レイト『マーガレット…それがなんだよ?』


ミイル「まだ続きがあるから黙って聞いて。

私,火曜日にらいかチャンがマーガレットを買った後に忘れ物を届けたときあったでしょ?」


ライカ「うん。」


ミイル「その時にれいとクンと一緒にいるの見ちゃって…。」



レイト『なんだよ,たまたまだろ(笑)』



ミイル「たまたまだったらよかったよ。

その次の週もまた次の週の火曜日もマーガレットをらいかチャンが買っていって…。


れいとクンと会ってるの知ってたよ。」



ライカ「らいかはおばあちゃんにあげてたの!!」


ルイキ『おばあちゃんにってお前おばあちゃんいねぇじゃん。』

ライカ「!!なんで?」



ルイキ『リサーチずみ~。』



ミイル「やっぱりそうだったんだ。

私,信じたくなかった。


でも,れいとクンがらいかチャンを想ってる事,分かったんだ。


れいとクン,財布にらいかチャンの写真入れてるんだよ。」


レイト『な,なんで知ってんの?』
< 119 / 122 >

この作品をシェア

pagetop