花恋-ヤクソク-
約束の行方
5月29日

<ミイル>

ぎゃ!!

誰か見てる。

勘違い?

そんなんじゃない。

確実に私を見てる。

えっ,ストーカー?!?

助けてぇぇえ!!!

やだやだ。

近づいてきてる!!!

もうこれは叫ぶしかない?


スゥー,

ミイル「た-す-け-…!!!」


ガシッ!!


わわわ~!

腕掴まれてる。

パニックパニック。


どどどうしよう。


『おい!!おいってば!!』


ミイル「ふぇ?ななんですか?」


『ちょ,お前びびりすぎでうけるわ。俺チャン別に怪しくないから。』


ミイル「充分に怪しいですよ。だって知らない人だし……あ-!!!!」


『やっと気づいたわけ??れいと以外のやつには興味ないってやつだね。』


ミイル「すいません。れいとクンの知り合いの方で不思議な人ですね。」

『はっ,なにそれ。知り合いは合ってるけど不思議な人って…(笑)俺にも名前あんの。葉依間るいき!!!』


ミイル「はぁ。るいきさんが何の用です??」


ルイキ『るいきさんって。お前がそんな呼び方なんて俺チャン悲しすぎるよ。』


ミイル「え?何の事ですか?あたりまえでしょ。知らない人にはさん付けは。」


ルイキ『お前ほんと-に何も覚えてね-の?』


ミイル「何の事だかさっぱり。」


ルイキ『がっかりだわ。まぁいいや。俺がぜぇ-んぶ話すからちゃんと聞けよ。』


ミイル「いや,これから仕事が…。」


ルイキ『俺チャンお前の為に休んだんだからお前も休め。』


ミイル「たのんでないし…。」


ルイキ『ん?なんて?休めよ。将来に関わる大事な話なんだからよ。気になんねぇの??』


ミイル「……将来か。休みますから,つまらない話だったら殴りますからね。」


ルイキ『昔からかわんねぇな(笑)よし,とりあえず公園ででも話すか。』


ミイル「分かりました。いきましょう。」


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