花恋-ヤクソク-
-公園-

朝のキラキラした光がすごく眩しい。

からっと晴れた青い空が透き通ってる。


あぁ,こんなにゆっくり空を見上げたのはいつぶりだろうか。


きもちがいいなぁ。


なのに…。




ルイキ『お~い。はとぽっぽ-!こいこい。』



なんなんだ,この人。


一刻も早く話を聞いて公園から…この人から抜け出さなくては!!!





ミイル「あの~,それで話って何ですか??」


ルイキ『おぉ。気になってきた?知りたい知りたい?』


ミイル「はぃ。あんな言われたら気になりますよ。」


ルイキ『どうしよっかなぁ(笑)』


ミイル「帰る!!!時間の無駄。」


ルイキ『ちょちょちょ!!待った待った。ごめんって。ちゃんと話すから待てよ。』


ミイル「最初から素直に話せばいいのに。」


ルイキ『相変わらずつえ~な。』


ミイル「は・や・く!!!」


ルイキ『わかったよ。う~ん,どっから話そうか。』


ミイル「最初からよ!!!全部ぜぇ~んぶ!!!」


ルイキ『はいはい。分かりました。じゃあ“みいら”に話してやろう。』


ミイル「みいら?!?どうして??その呼び方…。」

ルイキ『まぁまぁ,おちおち話すから黙ってきいとけよ。』


ミイル「はぁ。すいません。」


ルイキ『実はな……』
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