花恋-ヤクソク-
<ミイル>

「おっきくなったらけっこんしようね」

「わたしもるいきすき」


ガバッ!!!


うわ~ん。
変な夢みた。


またあの夢。


しかも“るいき”と。

今日はるいきさんに会ったせいだね。


はぁ。

暇で寝ちゃった。

今何時!?


わっ!!

20時じゃん。


急いで携帯をとると,メールが来てた。


れいとクン
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今日家いってい?

---------------


メール来た時間何時??

やばっ!!!

もう1時間前じゃん。

電話しなきゃ。


プルルルル…


レイト『はい。』


ミイル「ももしもし?!寝てた。今どこ??」


レイト『しんでんのかと思った(笑)いまね~,みいるの家のドアの前かな。』


ミイル「嘘?!」


<ミイル>
そういえばやけに声が近い気がする。


私がドアを開けると座りこんでれいとクンがいた。


レイト『みいる遅い-。』

ミイル「ごめんね。入って入って。」


レイト『お-う。おじゃまします。おっ,プリムラ生きてんじゃん。元気か-??』


ミイル「ちゃんとお世話してるもん。」


レイト『えらいえらい。』


ミイル「でしょ。誉めて誉めて。」


レイト『はいはい。これでい?』


ミイル「まっ…!!」


<ミイル>

待って待って!!!
ぎゅってされてる。
恥ずかしい。

けど…

嬉しい。


幸せ。

私もぎゅってしちゃえ。


レイト『みいるかわい。今日さ……』





プルルルル…
プルルルル…
プルルルル…


電話が鳴った。
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