らぶ☆すとーりー 3
~海side~



俺は今日出張をした。



「はぁ、少し遅くなっちゃったな。」



まぁ、一旦社に戻って書類だけでも置いて帰るかな。



そう、俺は社に戻る最中だった。



ドンッ



俺にぶつかってくる女性。



「ごめんなさい・・・。」



下を向いたままの彼女・・・。



もしかして、戸田さん?



「えっ?」



驚いたように、顔を上げる彼女。



やっぱり戸田さんだった・・・。



それに、しかも泣いてる?



「何でもないです。」



と俺の前から立ち去ろうとした戸田さん。



ほっとける訳がないだろ!



俺は腕を掴み近くの喫茶店へと連れ込んだ。




「落ち着いた?」



と言った俺に



「もう、大丈夫です・・・。」



と言った戸田さん。



これは、大丈夫じゃないな・・・。



何があったか聞こうとするが、なかなか答えない戸田さん。



これはきっと、隼人兄さんの事だな・・・。



俺は思い切って彼女に、



「市川さんと何かあったの?」



と聞いてみた。



~海sideおわり~



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