らぶ☆すとーりー 3
翌日、隼人から電話があった。



まだ着信拒否はしていない。



するのは、月曜日の朝。



だって、今して『電話が繋がらない!』と思った隼人が家に来られては困るもの。



「もしもし、綾乃?」



「うん。」



「元気にしてたか?」



「くすっ。昨日逢わなかっただけじゃない。」



「そうだな。」



隼人はいつも通り笑っていた。



「今日、明日とちょっと逢えないけど・・・月曜日逢えるから頑張るな。」



「うん・・・。」



私は心が痛んだ。



隼人・・・私達月曜日から逢えないんだよ?



逢いたくても・・・逢えないの。



「じゃあ、またな。」



「うん・・・ばいばい。」



私は『またね!』と隼人には言えなかった・・・。




< 131 / 179 >

この作品をシェア

pagetop