らぶ☆すとーりー 3
~隼人side~



月曜日、俺は普通に会社に行った。



いつも会社へ行くと、先に来ている綾乃が『おはようございます!』と笑顔で出迎えてくれる。



綾乃は部署が変わった今でも、朝早く来て皆の机を拭いてくれていた。



それが当たり前だと・・・



・・・ずっと続くのかと思っていた。





俺が会社に着いても綾乃はいなかった。



寝坊でもしたのだろうか?



確かに綾乃は起きるのが苦手だ。



しかし、苦手な自分を補う為に、嫌いな目覚ましをかけるなど努力をしていた。



だから綾乃に寝坊と言う言葉は殆ど存在しなかった。



『どうしたのだろうか?』



俺は何故だか少し不安になった。





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