らぶ☆すとーりー 3
~社長side~



コンコン。



「入れ。」



そう言うと、秘書がドアから入って来た。



「隼人は帰ったか?」



「はい、社長。しかし・・・。」



「何だ?」



「隼人様は、戸田綾乃が社長室へ来られたのを知っていました。このままだと社長を疑ったままです。」



「そうか・・・。」



「社長すみません。私思わず、戸田綾乃が直々に社長に退職願いを出しに来たと申してしまいました。」



秘書は深々と頭を下げた。



「まぁ、いい。でも、何か良い方法を考えなければな。」



何れにせよ、この事は何時かは分かる事だ。



「はい、社長。」



そう言って、秘書は社長室から去った。





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