らぶ☆すとーりー 3
俺は何も考えず、紙に書いた住所に向かって車を向けた。



綾乃!まだそこにいてくれ!



俺が着いたのは、俺達が住んでいた5つ先の駅だった。



そして、書かれていた場所に行くと、2階建てのアパートがそこにはあった。



俺は書かれている205号室へ走った。



ドンドンドン!



俺はドアを叩く。



インターホンも鳴らさずにドアを叩いた。






するとドアが開いた・・・。




それは隣のドアだった・・・。



「そこは空き部屋よ?」



「えっ・・・?」



「戸田綾乃さんが住んでいるんじゃ・・・。」



「綾乃さん?もうとっくに引越したわよ。1年位前かしら?ちょっと忘れたわ。」





そこには綾乃はもういなかった。









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