らぶ☆すとーりー 3
四つ葉社を書かれている大きなビル。



「すみません!」



俺は受付の人に取り合えず聞いてみた。



「何でしょうか?」



「この絵本の事でお伺いしたい事がありまして。」



俺は受付の前で絵本を出した。



彼女は、あぁ・・・という感じで電話をし始めた。



「少々お待ち下さい。」



「すみません、アポが無いと駄目みたいなんです。」



申し訳なさそうに、俺に言う彼女。



あまり使いたくなかったが、俺は名詞を出した。



そこには 『㈱市川建設 副社長 市川隼人』 の文字があった。



「もう一度、聞いて貰えますか?」



「はっ、はい。」



彼女は電話で説明をしてくれていた。



「どうぞ、12階へお上がり下さい。」



「ありがとう。」



実はここの建物はうちの会社が作った物で、



ここの会社と全然知らないという仲ではなかったのだ・・・。




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